恒例!スタッフ五十嵐によるレビュー

皆様長らくお待たせしておりました!
構想ウン年、遂に出ましたっ
デジタルベントウ、新発売です。

一品目はFlowerDestroyさま。
気持ち悪くて気持ち良い、クセになるような
低音のシーケンスに乗せて、鮮烈な音世界が
展開していきます。
このアウト具合はセンスありありですねぇ。
いいなぁ・・・
そして、何よりすごいのはボーカルです。
必聴です。衝撃を貴方へ。

二品目はPartiさま。
えっ?電子系じゃないの?と思わせる
意表を突く出だしがまた非常に恰好良いです。
でもそのうちにエスノ系ドローンな背景に
溶け込みながら、トリッピーなサウンドが
浮遊し始めます。
眼前にマトリックスのように光がまたたき
始めました。ただしアラベスク模様の。

三品目はpiled higher deeperさま。
既視感を呼び起こすようなリバースサウンドと、
逆に非常に生々しい重厚なループが絶妙に絡み合って
えもいわれぬ風味を醸し出しております。
そしてキャッチ−な歌メロが合わさった時に生まれる
不思議なポップ感。気持ち良いですねぇ。

四品目はThe Blue-Coller Robotsさま。
のっけからフルスロットルの爆音ギターと
フルスロットルのリズム体に耳を奪われます。
そこにキャッチ−なピアノが合わさると、
この壁のようなサウンドがポップに響く不思議。
そしてロバート・プラント並みのパワーで
それら全てを突き抜けてくる女声ボーカル。
魔法です。

五品目はvin-PRADさま。
ビンプラの真骨頂、緻密極まりなくも決して
難解にならないサウンドプロダクションに乗せて
シャンゼリゼな歌メロが爽快です。
小西さん的、と言いましょうか。
持ち前のセンスとそれを具現化するクレバーさ。
いつもながら脱帽です。

六品目はTECHNO MAGICIANさま。
映画音楽のような恰好良さがありますね。
オーソドックスな四つ打ちながら、ひとひねりも
ふたひねりもあるリズミックな歌とベースの絡み。
その合間を縫って飛び交う電子音。
要所で挿入されるブレイクのタイミングが
バッチリ過ぎて。泣きます。

七品目は世界ブルーさま。
サウンドはピアノが非常に良い味を出していて
素敵です。曲自体も疾走感あり、フックあり、
爽やかさ万点で素敵です。
しかし、それより何より素敵過ぎるのが
ボーカリゼーションです。心奪われました。
心奪われて下さい。

八品目はZakkballanさま。
泥くさいロックンロールをクールな
デジタルサウンドで演ると全く違った感触に
生まれ変わりますね。不思議な感覚です。
そしてめくるめく展開の妙。飽きさせない
配慮はベテランならではでしょうか。
楽しいです。歌が無くても、あるいはそれ以上に。

九品目はけらのおる・ぽっぽいさま。
印象派、とでも形容出来るでしょうか。
色彩感溢れる音の欠片が舞い踊ります。
アーティスト名のイメージそのままの
ふんわりした音世界です。かわいいですね。
夢を見ているような耳に届くのは遠くの・・・
おっと、これは聴いてのお楽しみです。

十品目はAkiyoshi Ogataさま。
これは印象的です。
頭から離れなくなりますのでご注意を。
切々とリフレインするサビのコーラスが
聴く者に一人一人の心の開放を訴えかけて
くるようです。
この曲、ふとした時に口ずさんでいる
自分に気付きます。一緒に口ずさみましょう。
ロボットじゃない。

十一品目はshaggy-sheepさま。
差し込む光の束、雲間から流れ込む現代の賛美歌。
ともすればヒューマンなノリの生演奏と対極に
捕らえられがちな電子系サウンド。しかし、やり方と
アーティストのイマジネーション次第で、こんなにも
ホーリーでドリーミーな情景を描き出せるのですね。
清らかなコーラスに心洗われます。
電子音の自由さに乾杯です。

以上全十一曲、納得のボリュームで
お値段たったの367円!満腹必至です。
是非ご賞味下さいませ。
(ボーナストラック・プラス1曲入りです)



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